| 書 名 | サム・アメリカンピープル |
| 作 者 | コールドウェル(E)/北村小松訳 |
| 出版社 | 白灯社 |
| シリーズ | - |
| 【抄・序】 |
| 【目次】 |
| p7…1.饒舌一席 p15…2.国を横切る p149…3.デトロイト p195…4.南部小作農民達 p247…あとがき(1953年9月訳者) |
| 【本文】 |
| 饒舌一席 p9 以下の各章は、私が合衆国を1934年5月から1935年5月にわたる一カ年の間、少しばかり旅行した時の見聞である。この中には記念碑とか、谷間の日没とか、瀑布とか、山の氷河とかいう物についてはまるで書いていない。私が書こうとしたことは、人間に与えている自然の影響とか、人間と人間との間の、ある種の闘争とかに関してである。 |
| 【後記・他・関連書】 |
| (あとがき)より なぜ、コードウェルには、もっと新らしいルポルタージュや、別の エッセイ等あるのに、今から18年も前に書いたこの本を出すことに なったか、という事については、理由がある。 第一に、この書物はコードウェルが、小説でない手法で、アメリカ 人の本質にさぐりを入れたルポルタージュでもあり、エッセイでも あり、そのアメリカ人の本質と、我々は、戦争、敗戦、被占領、独 立の期間を通してずっと鼻をつき合わせて、物事をやって来ている 事を、考えたからである。 |
| 【類本】 |