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書 名和歌上達の書
作 者太田水穂
出版社人文書院
シリーズ-

memo
【抄・序】
-

【目次】
p1…和歌上達の書
p103…古歌の味ひ方
p119…新古今集のこころの歌
p137…母と子の歌
p155…旅宿の松風
p171…ある日の会話
p177…鳳来寺歌会水穂歌話
p189…若山牧水君を憶ふ
p201…老骨の花
p206…巻末記(昭和16年7月/四賀光子識)

【本文】
若山牧水君を憶ふ
p189
明治43年の4月か5月の頃と思うが、「創作」が出たばかりの時分である。小石川区原町の酒井伯爵廷内の拙宅へ、ある日一人の青年が訪ねられた。玄関に出て面会するとそれが若山牧水君であった。その風貌はつぶつとして色の黒い、何か秋の木の実を思はせるような感じのする青年であった。


【後記・他・関連書】


【類本】
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