書 名 | 肉体の短剣 |
作 者 | プラザー(リチャード.S)/田中小実昌 訳 |
出版社 | 早川書房 |
シリーズ | HPB-0791 |
【抄・序】 |
【目次】 |
【本文】 |
【後記・他・関連書】 |
(裏表紙解説) 熟れきった30女グラディスが私立探偵マーク・ローガンの身体にからみつき、そのやわらかい唇を彼の首すじにきつく押しつけたとき、最後のエクスタシーが彼女の素肌をふるわして波のようにひいていった。 まっぱだかのままソファにあおむけになり、恥しがるようすもないグラディスの身体を、寝室のよろい戸ごしに入ってくる夕陽が縞模様に染めあげた。 と、突然、玄関のブザーが鳴った。 マークはのろいの言葉を吐いて、寝室から事務室に行った。 と、そこには、ジェイ・ウェザーと名のる男が妙に落着かぬようすで立ち、マークにこう頼みこんだ−− 彼はロスアンゼルスの繁華街で高級紳士服店を営んでいるが、最近毎日のように二人組が現われ、その店を売れと強要する。 だが、その店はいくら出されても絶対に売れないものなのだ。 そこで、マークから二人組に、きっぱり断わってもらいたい、と……。 翌日マークは、ジェイの店に駆けつけたが、店に入ったとたん、彼はアッと叫んだ。そこには、街で拾った行きずリの女グラディスが微笑んでいたのだ! が、次の瞬間、マークの驚きは恐怖に変った。 彼女の足もとには、ジェイが脳天を弾丸でブチぬかれて死んでいたのだ! 超ハードボイルドの俊英プラザーが描くスリルとセックスとアクションの決定版! |
【類本】 |