書 名 | あつかましい奴 |
作 者 | ブラウン(カーター)/田中小実昌 訳 |
出版社 | 早川書房 |
シリーズ | HPB-0671 |
【抄・序】 |
【目次】 |
【本文】 |
【後記・他・関連書】 |
(裏表紙解説) ある夜、アル・ウィーラー書部が場末のバーで酒を飲んでいると、不意に一人の男が入ってきた。 と、みるまに男は警部の足もとにぷっ倒れ、そのまま息だえてしまったのだ! 身につけていた名刺によると、彼はパークリイ&ウォーレス法律事蕃所のウォーレス・J・ミラーという弁護士だった。 この名前は警部にはきき覚えがあった。 それもそのはず−−この男こそ、今朝がたウィーラーのアパートに電話をかけ、内密に相談したいことがあるといってきた相手なのだ……。 この死にはなにやら臭いふしがある! 果して検視の結果は警部のにらんだとおりだった。 男は何者かに毒を飲まされていた! ウィーラーはさっそく事件の調査にかかった。 まず、バークリイ&ウォーレス法律事務所へいき、ウォーレスの共同経営者のパークリイに会った。 ところが、意外な事実が判明した−−殺された弁護士にはリタ・ケイリーという情婦がいて、遺産の半分は彼女がうけとることになっていた。 どうやら事件の鍵は彼女にあるのではないか−− が、ウィーラーの考えは甘すぎた。 リタを訪ねた彼は、女の部屋に入ったとたん、背後から頭を強打されたのだ! しかも、彼が意識をとりもどしたとき、リタはすでに素っ裸の死体となっていた……。 スリル、サスペンス、セックスで描く超モダン・ハードボイルド! |
【類本】 |