書 名 | ジェリコ街の女 |
作 者 | デクスター(コリン)/大庭忠男 訳 |
出版社 | 早川書房 |
シリーズ | HPB-1396 |
【抄・序】 |
【目次】 |
【本文】 |
【後記・他・関連書】 |
(裏表紙解説) モース主任警部がジェリコ地区に住む女アン・スコットと出会ったのは、あるパーティの席だった。 うす茶色の大きな目、微笑みをたたえた唇、知的な受け答えがモースの心を捉えた。二人は意気投合し、アンは自宅で個人教授をやっている現在までの身の上話を語った。 だが、無情にも事件発生を報じる電話が二人を引き裂いた。 再会を約してパーティを抜けたモースには、ふたたび相まみえるときのアンが、冷たい死体となっていることなど思いやるすべもなかった…… 六ヵ月後、別の用事にかこつけて、モースは思い切ってアンの家を訪ねた。 しかし、いくら呼んでも応答はなかった。 その夜、ジェリコ地区に急行するサイレンの音に胸騒ぎを覚えたモースはアンの家へ駆けつけた。 家にはすでに市警本部の刑事たちが溢れていた。 本部にかかった匿名の電話の話とおり、二階の部屋でアンが首を吊って死んでいるのが発見されたのだ! 状況は明らかに自殺だった。 だが、モースは納得できなかった。 本当に自殺なのか?もしそうだとしたら、アンをそこまで追いつめたものは何なのか? やがて、アンの家の向かいの家で殺人が起こるにおよんで、モースの疑惑はいよいよ深まっていく……! 一貫して謎解きの醍醐味を追求する気鋭の最新作。 『死者たちの礼拝』に続いて英国推理作家協会賞連続受賞! |
【類本】 |